「ベンチプレスは何kgからすごい?」「100kgを挙げられたら、どのくらいのレベル?」。練習を続けていると、自分の現在地が気になるものです。
この記事では、トレーニング記録サイトの上級基準(Advanced)を「すごい」の目安として評価します。男性なら体重60kgで95kg、70kgで110kg、80kgで124kgがその基準です。体重ごとの中間水準と比較し、100kgがどの位置にあるかも具体的に見ていきます。
こんにちは、モスです。私は週2回程度のジム通いで、約3年かけてベンチプレス180kg程度に到達しました。この記事では、比較データの見方と、自分に合う目標の立て方をまとめます。
結論:「すごい」は同じ体重の上級基準を目安にする
「すごい」という評価を具体化するため、この記事ではStrength LevelのAdvanced(上級)以上を「すごい」の目安とします。これは同サイトの基準を使った本記事の評価方針です。
同サイトの定義ではIntermediateはリフターの50%、Advancedは80%を上回る水準です。ここでいう中間水準は算術平均ではなく、同サイトのIntermediate基準を指します。比較対象はトレーニング記録サイトの利用者です。
男性:体重別の中間・上級・Elite基準
| 体重 | 中間水準 | 上級:「すごい」の目安 | Elite基準 |
|---|---|---|---|
| 60kg | 72kg | 95kg | 119kg |
| 70kg | 85kg | 110kg | 136kg |
| 80kg | 98kg | 124kg | 151kg |
| 90kg | 109kg | 137kg | 165kg |
| 100kg | 120kg | 149kg | 179kg |
女性:体重別の中間・上級・Elite基準
| 体重 | 中間水準 | 上級:「すごい」の目安 | Elite基準 |
|---|---|---|---|
| 50kg | 40kg | 58kg | 79kg |
| 60kg | 47kg | 66kg | 88kg |
| 70kg | 53kg | 74kg | 96kg |
出典:Strength Levelの体重別ベンチプレス基準とレベル定義(2026年9月確認)。重量はバー込みの1RMです。Eliteは同サイトの区分名で、大会の資格を意味するものではありません。
100kgのベンチプレスを、体重ごとに評価すると?
- 男性・体重60kg:上級基準95kgを超えるため、本記事では「すごい」に該当。
- 男性・体重70kg:中間85kgを上回り、上級110kgを目指す位置。
- 男性・体重80kg:中間98kgをわずかに上回る位置。
- 男性・体重90kg:中間109kgへ近づいている段階。
- 女性・体重50〜70kgの掲載例:いずれもElite基準を超える記録。
したがって「100kgなら誰でも同じ評価」ではなく、同じ体重の基準との差で評価するほうが具体的です。例えば男性70kgなら、85kgが中間、110kgが上級という2つの目印を持てます。
上級の数値は、プレートで組める重量に切り上げて目標化できます。男性80kgの124kgという基準なら、合計2.5kg刻みの設備では125kgが分かりやすい目標です。
体重比だけを一律に当てはめるより、評価には上の体重別基準を使い、後半の倍率表は個人の目標づくりに活用してください。体重が表の間にある場合は、前後の基準を幅として参照できます。
記録を比較するときの3つの視点
- 重量そのもの:60kg、80kg、100kgなど、達成した記録。
- 体重比:体重の何倍を挙げたか。
- 記録の条件:1回のMAXか、複数回のセットか。胸で止めたか、補助なしで挙げたか。
100kgは数字が分かりやすく、個人の目標として設定しやすい節目です。一方、体重や練習歴が異なる人と比べるときは、条件をそろえると参考になります。
ベンチプレスの平均重量は?比較する人たちを確認する
Strength Levelの公開ページでは、同サイトの利用者の記録をもとに、男性96kg、女性51kgを平均の1RMとして掲載しています(2026年9月確認)。これはトレーニング記録サイトの利用者を対象にした参考値です。
一般人口の平均や、成人全体で100kgを挙げられる割合を示す数値としてではなく、練習している人の記録を見る資料として使いましょう。同サイトでは体重や年齢に応じた比較もできます。
自分の目標を選ぶときは、データの対象、性別、体重、練習歴を確認したうえで、現在の記録から次の一歩を決めると取り組みやすくなります。
体重比の計算方法と早見表
体重比=1回挙げた重量÷体重
体重70kgでベンチプレス90kgなら、90÷70=約1.29倍です。以下は体重に各倍率を掛けた計算表で、目標を探すためのものです。各倍率は級や順位を表す基準ではありません。
| 体重 | 0.75倍 | 1倍 | 1.25倍 | 1.5倍 |
|---|---|---|---|---|
| 50kg | 37.5kg | 50kg | 62.5kg | 75kg |
| 60kg | 45kg | 60kg | 75kg | 90kg |
| 70kg | 52.5kg | 70kg | 87.5kg | 105kg |
| 80kg | 60kg | 80kg | 100kg | 120kg |
| 90kg | 67.5kg | 90kg | 112.5kg | 135kg |
| 100kg | 75kg | 100kg | 125kg | 150kg |
体重70kgで現在60kgを挙げているなら、まず62.5kg、65kgなど近い目標を置き、その先に体重と同じ70kgを設定する、といった使い方ができます。
表の重量がジムのプレート構成と合わない場合は、扱える刻みに合わせて調整してください。
100kgは体重の何倍?
| 体重 | 100kgの体重比 |
|---|---|
| 50kg | 2.00倍 |
| 60kg | 1.67倍 |
| 70kg | 1.43倍 |
| 80kg | 1.25倍 |
| 90kg | 1.11倍 |
| 100kg | 1.00倍 |
体重比は、同じ人が長期的な変化を見るときにも使えます。例えば体重70kg・MAX90kgなら約1.29倍、体重72kg・MAX100kgなら約1.39倍です。体重と重量の両方を記録すると、変化を具体的に見られます。
体重比を上げることだけを目的に急いで体重を落とすより、体調や練習の目的も合わせて考えましょう。
MAXを測っていない人は、重量と回数を記録する
普段は5回や8回のセットで練習しているなら、その記録から推定1RMを計算できます。ベンチプレスMAX計算機に、1セットで挙げた重量と回数を入力してみてください。
比較するときは「実際に1回挙げたMAX」と「回数から計算した推定MAX」を分けて記録すると、成長が追いやすくなります。体重比も、どちらを使ったか添えておきましょう。
私が経験した100・120・140・160kgの節目
私自身は100kg、120kg、140kg、160kgで伸び悩みました。数週間ベンチプレスを休む、ディップスやバーベルカールなど違う種目に取り組むことが役立ったと感じています。
大きな数字を目標にしつつ、普段は同じ重量での回数や動きも見ていく。停滞期は、次のステージに向けた準備期間だと考えています。
詳しくは停滞したときに試した3つのことをご覧ください。
次の目標を決める3ステップ
- 体重と、条件をそろえた現在の記録を確認する。
- 近い目標を1つ決める。同じ重量でもう1回、または小さな重量増加でもよい。
- 日々の記録を残し、余力と回復を見ながら進める。
重量を上げる判断は、筋トレの重量を上げるタイミングで具体例を紹介しています。
よくある質問
体重と同じ重量を目標にしてよいですか?
自分の現在地から近い場合は、分かりやすい節目として使えます。現在の記録から離れている場合は、小さな目標を間に置いて進めましょう。
100kgを挙げられる人の割合は?
割合を見るには、一般人口、ジム利用者、競技者など、誰を調べたデータかの確認が必要です。この記事では、出典を確認できる利用者データと、自分の記録から計算できる体重比を参考にしています。
女性も同じ体重比表を使えますか?
体重比の計算は共通です。表は算術的な目標表として使い、他の人との比較には性別など条件をそろえたデータを参照してください。
「何kgからすごいか」を、自分が次に目指す記録を考えるきっかけにしてみてください。数字の節目と日々の小さな前進を、両方楽しんでいきましょう。




