ベンチプレス100kgは何人に1人?統計データで推計してみた
ベンチプレス100kgを挙げられる人は、公開されている統計をもとに推計すると、20歳以上の日本人男性の約50人に1人(幅をもたせると25〜100人に1人)です。筋トレをしている男性に絞ると、およそ5〜20人に1人になります。
この記事では、人口統計、筋トレの実施率、海外の筋トレアプリの記録データを組み合わせて、この数字をどう出したかを順に説明します。どれも「挙げられる人の数」を直接数えた統計ではないので、仮定を置いた推計であることを前提に読んでください。
推計の流れ(数字の出し方は下で説明します)
結論:成人男性の約50人に1人
| 対象 | 100kgを挙げられる割合(推計) | 何人に1人か |
|---|---|---|
| 20歳以上の男性全体 | 約1〜4% | 約25〜100人に1人(中央は約50人に1人) |
| 筋トレをしている男性 | 約5〜20% | 約5〜20人に1人 |
| 筋トレアプリで記録を付けている人(体重を問わない) | 約50% | 約2人に1人 |
同じ「100kg」でも、誰の中で比べるかで、珍しさは大きく変わります。
推計の手順
1. 20歳以上の男性は約5,034万人
総務省の人口推計(2024年10月1日現在の概算値)で、20歳以上の男性を合計すると約5,034万人です。
2. 筋トレをしている男性は約970万人
笹川スポーツ財団の2024年の調査では、筋力トレーニングを年1回以上した男性は19.3%でした。5,034万人に当てはめると、約970万人です。年代別(男女合計)では20代が22.9%で最も高く、60代は9.9%です。
ただし、この「筋力トレーニング」には自宅での腕立て伏せなども含まれます。ジムでバーベルを使ったベンチプレスをしている人は、この中の一部です。
3. 筋トレをしている人のうち、100kgに届くのは5〜20%と仮定
ここが一番不確かな部分です。筋トレをしている人のうち何%が100kgを挙げられるかを、日本人について直接調べたデータは見つかりませんでした。そこで、次の2つのデータを手がかりにしました。
- 筋トレアプリの記録:トレーニング記録アプリのStrengthLogでは、男性1万7千人あまりの記録から、ベンチプレス100kgは「アプリ利用者の平均くらい(上位50%)」とされています。ただし、利用者は記録を付けるほど熱心に続けている人で、体重も重めの人が多いと考えられます。
- 体重別の目安:同じデータの体重別の表では、体重70kgの男性なら100kgは「上級(利用者の上位25%)」の94kgを超え、上位5%の127kgに近い水準です。
熱心な人ばかりのアプリでも、体重70kg前後なら100kgは上位5〜25%の間に入る水準です。筋トレをする人全体には、自宅で自重トレーニングをする人や、たまにジムに行く人も多く含まれるので、100kgに届く割合はそれより低いと考え、5〜20%(中央を10%)と置きました。
4. 掛け合わせると、約50万〜190万人
| 仮定(筋トレする人のうち100kgに届く割合) | 人数 | 20歳以上の男性の何人に1人か |
|---|---|---|
| 5% | 約49万人 | 約104人に1人 |
| 10% | 約97万人 | 約52人に1人 |
| 20% | 約194万人 | 約26人に1人 |
アンケートでは「約10人に1人」という結果も
男性280人へのインターネット調査(株式会社アルファメイル、2023年)では、100kg以上を挙げたことがある人は9%で、「約10人に1人」と発表されています。
この記事の推計(約50人に1人)より多いのは、次のような違いがあるためと考えられます。
- 回答者が280人と少なく、調査の発表でも一般化には注意が必要とされている
- インターネット調査の回答者は、筋トレに関心のある人に偏っている可能性がある
- 「挙げたことがある」なので、昔の記録や自己申告も含まれる
どちらの数字も、100kgが「筋トレをしていない人も含めれば少数派」であることは共通しています。
体重によって、100kgの重みは変わる
同じ100kgでも、体重が軽い人ほど難しくなります。StrengthLogの男性の基準(体重別)で見ると、次のとおりです。
| 体重 | 中級(上位50%) | 上級(上位25%) | 100kgの位置 |
|---|---|---|---|
| 60kg | 64kg | 76kg | 上位5%(108kg)に近い |
| 70kg | 78kg | 94kg | 上級を超える |
| 80kg | 90kg | 109kg | 中級と上級の間 |
| 90kg | 101kg | 123kg | ほぼ中級 |
体重の何倍を挙げられるかでの目安はベンチプレスは何kgからすごい?にまとめています。
この推計の限界
- 筋トレをしている人のうち100kgに届く割合(5〜20%)は、海外アプリのデータからの仮定で、日本人を直接調べた数字ではありません。
- 筋トレの実施率は「年1回以上」なので、ほとんどしていない人も含まれます。
- 100kgを挙げられる人の中には、今は筋トレをしていない元経験者もいるはずですが、この推計には入っていません。
もっと正確に知るには、ジム会員の記録をまとめた日本のデータが必要です。見つかったら、この記事を更新します。
私が100kgに届いたとき
私は学生時代に、陸上競技の補強としてベンチプレスを始め、100kgを挙げました。そのときの練習はベンチプレス100kg達成のトレーニングメニューにまとめています。今の自己ベストは195kg(止めあり)です。100kgから先の記録はベンチプレス195kgまでの全記録で紹介しています。
80kgや90kgで何回挙がれば100kgに届くかは、ベンチプレス100kgを目指す!80kg・90kgは何回が目安?とベンチプレスMAX換算早見表で確認できます。
よくある質問
ベンチプレス100kgはすごい?
成人男性全体で見れば約50人に1人と推計でき、少数派です。ただ、筋トレを続けている人の中では、体重80〜90kgならちょうど平均くらいの水準です。
100kgまでどれくらいかかる?
体重や練習頻度で大きく変わります。100kgまでの練習例はベンチプレス100kg達成のトレーニングメニューを参考にしてください。
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